YIA受賞者・報告記
2022年度 (第32回日本心血管画像動態学会) 受賞者
- 氏名
- 野崎(岡田) 侑衣
- 所属
- 順天堂大学 循環器内科
- 発表学会名
- ESC Congress 2022
- 会期
- 2022年8月26日〜29日
- 演題名
- 発表形式
- 口演
学会参加報告記
この度、2022年8月26日-29日で行われたESC Congress 2022に現地参加をして参りましたので、報告させていただきます。
2020年度、2021年度と連続でオンサイト発表となり、今回は三度目の正直となりまして、現地参加することができました。また、今回のESCのテーマが偶然にも【Imaging】であり、私にとって初めて体験する現地での海外学会としてはまさに最適でした。多くのImagingに関連するセッションが設けられており、特に日本の実臨床では親しみの少ないPET-CTが欧米を中心とした多くの研究で取り扱われていたため、私にとっては新鮮であり、非常に勉強になりました。自分自身の発表では、Imagingのなかでも似たようなテーマを題材にしたものが集められていたため、専門的な質問を貰うことで今後の研究においても新たな視点を得ることができ、刺激的な経験となりました。
もう一つ私にとって刺激的であったことは、ESCでは日本の学会と比較にならないほど多くの女性医師が登壇していました。特に一番大きな会場で発表され、会場のみならず世界中から注目を浴びるHot Line Sessionでは、発表者、discussant、コメンテーター含めだいたい6人が登壇していましたが、その内だいたいのセッションにおいて2-3人は女性医師が占めていました。これは、日本では循環器内科、心臓血管外科を専門とする女性医師が絶対的に少ないため、なかなか起こり得ることではありません。日本でも女子医学生が増えているため、10年後、20年後には期待できると思いますが、まずは自分がその先駆けとなれるようこれからの研究生活も頑張ろうと思えた貴重な経験となりました。
最後になりますが、本学会への参加にあたり、助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の方々へ、この場をお借りして心より感謝申し上げます。ありがとうございました。