YIA受賞者・報告記
2021年度 (第31回日本心血管画像動態学会) 受賞者
- 氏名
- 澁谷 裕樹
- 所属
- 関西医科大学 循環器内科
- 発表学会名
- ESC Congress 2021
- 会期
- 2021年8月27日〜30日
- 演題名
- Automated classification of coronary atherosclerotic plaque in optical frequency domain imaging based on deep learning
- 発表形式
- 展示
学会参加報告記
この度、2021年8月27~30日にかけて開催されたESC Congress 2021に参加させて頂きました。ESCは欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)が主催するヨーロッパ最大規模の歴史ある心臓学会議です。毎年夏に開催されるため、バカンスシーズンのヨーロッパ諸国へ行くことができると、少しよこしまな思いも混じりつつ大変興味深い学会です(実際に毎年非常に多くの演題が日本から採択されています)。
しかしながら、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年に続き今年もオンライン開催となってしましました。現地を訪れることができないのは残念でなりませんでしたが、この御時世ですので仕方ありません。オンライン開催のメリットとして、インターネットされあれば、時間と場所を気にせず、自分の好きなタイミングで様々な演題を見ることができるのは非常に便利でした(実際の会場はスーツ姿に革靴で移動するには広過ぎて大変とよく聞きます)。学会運営側も創意工夫を凝らしている様子が見受けられ、私の演題もデジタルポスターでの発表形式でしたが、ポスター画像と共に演題要約を3分間のスピーチで録音しアップロードする方式でした。また、各演題の閲覧数や評価が表示され(少ないとへこみますが…)、コメント質問をすることで、発表者と非同期コミュニケーションをすることが可能となっていました。テクノロジーの進歩により、オンライン学会は運営側にも参加側にもあらゆる面でコスパが良くなっており、今後の学術会議は、現地+オンラインのハイブリット開催が主流になるかもしれないなと感じました。
最後になりますが、本学会に参加するにあたり助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の方々へこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。