YIA受賞者・報告記
2016年度 (第26回日本心血管画像動態学会) 受賞者
- 氏名
- 川口 直人
- 所属
- 愛媛県立中央病院 放射線科
- 発表学会名
- ASCI(Asian Society of Cardiovascular Imaging Congress)2016
- 会期
- 2016年8月4日〜6日
- 演題名
- The estimated ischemic area for coronary CT angiography using Voronoi algorithm-based myocardial segmentation in comparison with 13N-ammonia PET
- 発表形式
- ポスター
学会参加報告記
2016年8月4日〜6日にかけてシンガポールで開催されたASCI 2016(Asian Society of Cardiovascular Imaging Congress)に参加させていただきました。ASCIはアジアを中心とした心血管イメージングの学会で、今回が10回目の開催になります。アジアといっても20ヶ国以上の人々が参加し、また欧米からも著明な講師による特別講演もあり、とても活気のある学会です。様々なモダリティを用いた心血管イメージングの講演を基礎から最新の研究までまとめて聞くことができるため、我々イメージングを主とする放射線科にとってはいずれの演題も興味深く、とても勉強になる学会です。
愛媛大学からは放射線科医師と技師を合わせて8演題の発表があり、今回は私も一緒に行動させて頂きました。私は「ボロノイ法を用いた心臓CTによる推定虚血領域の検討〜アンモニアPETによる虚血領域との比較〜」という演題でポスター発表させていただきました。座長の先生からは非常に興味をもっていただき、多くの質問を頂きました。やはり国際学会で異なる視点から意見をいただくのは、今後の研究においてとても参考になると再確認させられました。
夜は皆でCongress Dinner に参加しました。シンガポールの美味しい料理(ラクサが美味でした)やダンスなどの余興があり、欧米での学会では味わえない体験をする事が出来ました。また、初めてのシンガポールだったので少しだけ観光もさせていただきました。シンガポールは治安が良く、タクシーでいける範囲にほとんどの観光地があるので、学会ついでの観光にとても適しています。先進的なビルが立ち並ぶマリーナベイエリアや多種多様な料理が集まるフードコートなどを楽しみましたが、マーライオンが工事中だったのが残念です。
次回のASCIは京都で2017年6月1日〜3日に開催されます。今度はホスト国として、本学会においてアジアをリードするような画期的な研究を報告していく必要があると思っています。
最後に、本学会に参加するにあたり助成をして頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
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- ポスター発表のプレゼン中
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- 工事中のマーライオン